症状・治療について
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うつ病 Depression

最近の研究によると、日本人におけるうつ病の有病率は約6.5%と報告されており、日本人の15人に1人は一生に1度はうつ病にかかる可能性があると考えられています。

うつ病にかかると、下記のような「心の不調」や「体の不調」が現れます。

うつ病は脳内の「神経伝達物質」のバランスの異常が関与していると考えられており、決して気の持ちようだけで治るものではありません。できるだけ早く医療機関を受診し、治療を始めることが大切と言えます。

█ 症状

心理的な原因の有無にかかわらず、落ち込み、憂うつ、何をするのもおっくう、イライラといった気分や感情の低下が続き、次のような症状のいくつかが同時に現れます。

  • ⑴ 抑うつな気分(気持ちの落ち込み)が続く。
  • ⑵ 興味が湧かない、または喜びを感じられない。
  • ⑶ 食欲や体重の減少(または増加)する。
  • ⑷ なかなか眠れなくなり(または過剰な睡眠)疲れやすくなる。
  • ⑸ 集中力が低下し物事を深く考えられなくなる。
  • ⑹ ちょっとした物忘れが目立つ。
  • ⑺ 焦る気持ちが強くなる。
  • ⑻ やる気が起こらない。
  • ⑼ 必要以上に自己嫌悪になり、将来に悲観的になる。
  • ⑽ ふいに死にたいと思うことがある。

█ 治療法

うつ病は適切な治療を早期に受ければ必ず良くなります。うつ病の治療には、がんばりすぎず十分な休養質の良い睡眠をとることや、ストレスをためない生活が必要です。薬の治療もとても有効ですが、薬の効果が出始めるには2~4週間ほどかかると言われています。回復をあせらず、じっくり治療を続けることが重要です。

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